ぎっくり腰のツボ<腎兪>

監修:鍼灸師/国際中医師/国際中医薬膳部 宮地つかさ

前回「めまいのツボ」で、めまいもぎっくり腰も、突然ということはなく、前兆は何かしらあるもので、ただ気付くかどうかの問題ですよ、と書きました。そこで今回は、ぎっくり腰の話です。

ぎっくり腰は、初めて経験される時は突然に思えても、何度も体験されていると、「今日は起こりそう」と自分でわかるとおっしゃいます。そのような前兆ともいうべき腰のだるさが感じられたら、すぐに使い捨てカイロを、「腎兪(じんゆ)」というツボを目安に貼っていただけたらと思います。

「腎兪」は、へその高さで腰に手を置くと、自然に親指が届くところにあります。試しに親指に力を入れてみて下さい。それだけで痛みが出るようでしたら、既にぎっくり腰予備軍です。このツボは、何となく腰が重い、足がだるい、疲れが抜けない、お腹に力が入らない、トイレが近いなど、東洋医学でいう「腎(じん)」の働きが低下していても、押すと痛みや気持ち良さを感じるツボです。そのような方も、一度「腎兪」にカイロを貼ってみて下さい。心持ち、楽になることでしょう。

ぎっくり腰は、持病になってしまっている方も多いと思います。確かにカイロは痛みを和らげる上、予防にも使えますが、残念ながら、それだけで完治を約束するものではありません。何度も経験されている方は特に、定期的に専門的な治療を進めながら、腰痛体操など無理のない筋力強化を続けていく必要があります。またお腹の冷えからも引き起こされますので、冷たいものは控えたほうが良いでしょう。痛みがある時は厳禁です。

お薦めの食材は、エビとブドウです。どちらも腎の働きを良くしますが、エビは腰の冷えに、ブドウは筋肉疲労に良いので、心がけていただきたいものです。

腎兪

腎兪(じんゆ)

【探し方】
  へその高さで、腰に手を置いて、親指が届いたところ。
【ポイント】
  ぎっくり腰になりそうな重だるさを感じたら、「腎兪」の上にかかるようにカイロを貼ると予防になります。